
1月23日、本学青山キャンパスガウチャー記念礼拝堂前で第101回東京箱根間往復大学駅伝競走の優勝報告会が開催された。本学陸上競技部長距離ブロックは大会新記録を出し、2年連続8度目の総合優勝に輝いた。優勝報告会では、出走選手(講義による欠席者を除く)と原晋監督らが本学学生やファン、報道陣を前に箱根駅伝を振り返った。大勢の人が選手の言葉に拍手で応えた。
―コメント―
原晋監督
箱根駅伝前は、國學院大の三冠なるか、駒大のリベンジなるかとなっていたが、助け合いながら最後は大手町にトップで帰ることができた。ありがとうございました。
来年以降は非常に厳しい戦いが待っていると予想はされるが、私が21年間培ってきたノウハウがこの部にはある。そして学生たちもそれを必ず引き継いでくれると思う。これからも強い青山学院大学として、応援してくれる人たちとともに戦っていきたい。
1区 宇田川瞬矢(総3)
1区は非常に苦しい感じになってしまい、チームのためになったのかなという思いがあるが、本当にチーム全員が120パーセントの力を出してこの結果になったと思う。これから三連覇を目指してしっかり頑張っていく。応援ありがとうございました。
3区 鶴川正也(総4)
最初で最後の箱根駅伝で優勝することができて本当によかった。きついところが多かったが、それ以上に楽しんで走ることができた。来年も強い選手が多く残るので、三連覇、四連覇、そしてまだ青学が成し遂げたことのない五連覇を目指していくと思う。これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました。
4区 太田蒼生(コ4)
箱根駅伝、4回走ることができた。最後も大手町で、全員で笑うことができてよかった。応援ありがとうございました。
5区 若林宏樹(地4)
首位で往路のゴールテープを切ることができてホッとしている。これからも青学は強いと思うので、皆さんの熱い応援のほどよろしくお願いします。
6区 野村昭夢(史4)
今回の箱根駅伝では56分台を目標に走り出した。結果56分台を出し、区間賞、区間新記録、金栗四三杯・MVPの受賞を達成できた。走り終えた後に「山下りの神」という称号をもらえると思っていたが、「山下りのスピード違反」という称号をもらってしまった。皆さんには山下りの神として広めてほしい。二日間ありがとうございました。
8区 塩出翔太(教3)
個人的には、全日本の借りを返すことができたと思っている。来年は三連覇がかかっているので、しっかり頑張っていきたい。応援ありがとうございました。
9区 田中悠登(営4)
結果としては区間賞を獲得できなかったが、横浜駅の給水箇所で乾杯をしたり、セルフ実況をしたりしたことで、テレビに多く映れたと思う。
この一年間「大手町で笑おう」というスローガンを掲げ、チーム作りをしてきた。1月3日にゴールの大手町に着くころにはそこまで重い雲がかかっていたが、徐々に光が差し込んできてこの一年間のチームのようだと感じた。新チーム発足当初はなかなか歯車が噛み合わず喧嘩をしたり、出雲・全日本は本気で勝ちに行ったなかで勝てなかったりと苦しいシーズンだった。しかし、最後は「大手町で笑おう」を達成できた。
そして、主将としての役目は終わり、次の世代へタスキをつないだ。この一年間色々あったが、4年生をはじめみんなで頑張ってきてよかった。次の世代も強い選手が多く残る。必ず三連覇を成し遂げ、皆さんにパワーを届けられる駅伝をしてくれると思うので、これからも熱いご声援をよろしくお願いします。二日間応援ありがとうございました。
10区 小河原陽琉(総1)
タスキをもらった時点で2位との差が開いていたので、楽しく走ることができ、区間賞も獲得することができた。今まで大舞台で区間賞を獲ることがなかったので、夢の舞台であるこの箱根駅伝でそれを達成できて本当にうれしい。来年度は「自分が主力になる」という気持ちを持って、箱根駅伝三連覇を目指して頑張りたい。応援ありがとうございました。
主務 片桐悠人(コ4)
大会当日は監督車からレースを見守っていた。印象に残っているのは、スタートからゴールまで青学に対する応援が絶えず聞こえていたこと。以前の箱根駅伝壮行会で「青学ファミリー一丸となって箱根路をフレッシュグリーンに染める」と言ったが、本当にその通りになった。ここにいる人たちの応援があってこそつかみ取ることができた勝利であり、これから三連覇、四連覇していくうえでも必要になってくるので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。
また、優勝報告会後には、個別で若林に取材することができた。
Q.今回の箱根駅伝を振り返って
A.これまで3回箱根駅伝を走ったが、今回が一番応援している人が多かったので、青学は愛されているなと感じた。
Q.四年間を振り返って
A.この青学で、代表として箱根駅伝を走ることができると思っていなかったので、青学を選択してよかったと思っている。四年間必死に努力し続けて、区間新記録を出して走りきることができた。つらいことも多かったが、やり続けてよかった。
Q.山登りのコツと後輩たちへのメッセージ
A.コツとしては色々あるが、一番はメンタル面。やはりそこで落ち込んでしまうと、体力面も含めて後半かなりきつくなってしまう。一年間練習を積み重ね「誰にも負けない」という強い精神力をつけて山に挑んでほしい。