
昨年の本紙381号(2024年12月発行)で報じた「青山ビジネスプランコンテスト」のフォローアップイベントが先日、アイビーホールにて行われた。
コンテストの最終審査に出場したチームと、審査員、そして運営の国際マネジメント研究科(以下ABS)を始めとする本学の関係者らが集まり、起業に向けてのフォローアップが行われた。
まずは出場チームらが改めて各自のビジネスプランを発表。審査員によるコメントもあり、プランに対する認識を深めた。(どのようなビジネスプランが生み出されたかは、本紙12月号、または電子版 https://agunewspaper.com/2024/12/19/20241219 を参照。)
その後は懇親会に入り、錚々たる参加者と出場者の間で、意見交換や交流が行われた。私も懇親会にて、出場者らの豊かな発想や、深い知見を持つ審査員や本学関係者の意見に触れ、大いに刺激を受けた。
イベントに出席した稲積宏誠学長は、イノベーションのアウトプットの一つの形として起業を捉えて欲しい、と語った。イノベーションは決して特別なものではなく、私たちの身近に数多く存在する。スマートフォンやキャッシュレス決済、そして生成AIなど、生活に大きな変化をもたらすものも多い。これらは経済を発展させ、社会課題を解決することが出来る。これは起業に限ったものではなく、日常のちょっとした工夫として、日々の生活に活かすことも可能だ。
今年度から本学では、アントレプレナーシップ(起業家精神)の醸成に力を入れ、青山スタンダード科目で関連の3科目が開講する。また、ビジネスプランコンテストを始めとするイベントへのサポートも行われる。
起業は簡単な道ではないが、大学生だからこそ挑戦できるチャンスでもある。是非本学での起業を通して、イノベーションを実践的に学び、鍛えて欲しい。
次世代のイノベーターが本学から誕生することを期待したい。