
青山子ども会は月に一度、小学生や未就学児を対象として、渋谷周辺の小学校や児童館で工作やゲームを通じたイベントを開催している。今回は、副会長を務める黒澤しほさん(教2)に、活動の工夫や今後の目標について話を聞いた。
活動の中で行う工作やゲームは「家でも楽しめる内容であること」と「活動時の季節感を反映すること」の2点を重視して企画しているそうだ。子どものみならず、保護者の間でも大変人気を博している。企画準備に関して黒澤さんは「1回の通常活動における準備は、企画会議や工作物の作成など約2カ月かかる。大型企画の時は半年かかることもある。準備は大変なこともあるが、子どもたちの楽しそうな姿を見られることが活動のモチベーションだ」と語り、多忙な活動内容ながらも非常に充実している様子がうかがえた。
また、黒澤さんは「わかりやすいような教え方や伝え方の工夫から、誰もが気持ちよく活動できるような配慮という点まで、日常生活にも活きるようなスキルも身につくなど活動を通して学びも得ている」と話した。子どもの純粋な心から発せられる感想や柔軟な発想から生まれる予想外のアイディアなど、子どもから良い刺激を受け、互いに成長し合える場であるようだ。
これからの目標について黒澤さんは「部活動やスポーツのように明確なゴールはない分、今後の方針について迷うこともあるが、チームのメンバーで団結し、大きなイベントの回数も増やしていきたい」と語った。子どもたちを楽しませ続ける青山子ども会の活動に、今後も注目していきたい。