SDGsの達成期限まであと五年。――それを単に国の取り組みとして捉えるのではなく、主体性を持ち動き出す学生たちがいる。


 国際政治経済学部公認団体のSANDSは「渋谷から世界へ」というスローガンを掲げ、SDGsを身近に感じられるプロジェクトを展開している。昨年度17号館に設置された、炭酸水も給水できるウォーターサーバーも、彼らの取り組みの一つだ。


 このマイボトルプロジェクトの元責任者である香月美羽さん(国政4)は「マイボトル文化を浸透させ、新しい飲料水のトレンドを作りたい」と語る。


 プロジェクトは現在も進行中で、今年3月には第2弾として炭酸対応ステンレスボトル「シュワっとボトる。」が、本学の購買会とオンラインショップにて販売開始された。ボトルのデザインは本学両キャンパスのつながりをイメージした作品が採用された。さらなるマイボトル普及に向けた企画も、現在進行中だ。


 また、代表の天野翼さん(国経3)は、緑化をテーマにした新プロジェクトの構想も明かし「私たちの活動は単なるボランティアではない。SDGs達成に向けてより多くの人を巻き込み、具体的なインパクトを与えたい」と意気込む。 総勢62名の学生たちが、渋谷から未来に向けた挑戦を続けている。