今年3月、相模原市の地域活性化を目指す学生主体の取り組みとして「相模原ワインプロジェクト」が始動した。今回は、企画を担当するシビックエンゲージメントセンターのコーディネーターである水谷耕平さんと、プロジェクトメンバーの川端璃子さん(地3)に話を聞いた。


 このプロジェクトには、本学の20歳以上の学生10名が参加している。企画・広報に加えて、実際にワイナリーでの作業体験も行う。単にワイン造りに関わるだけでなく、ワインという新たな特産品を通して、相模原市の魅力や活性化について考えることを目的としている。


 メンバーは、SNSでの発信やイベントの企画を担当する広報チームと、ラベルのデザインや販売戦略を検討するラベル・試飲販売会チームの二チームに分かれ、月に1、2回程度で全体ミーティングや農場での作業を行っているという。川端さんは「元々ワインに詳しいメンバーも多く、ワインについて調べて共有する機会もあるため、様々な知識を得られる楽しさがある」と笑顔で教えてくれた。


 最後に水谷さんは「『本学といえば、ワイン造りで地元を盛り上げている大学だ』と認知されるように活動を広めていきたい」と今後の展望を語った。相模原市と本学をつなぐこの挑戦を応援したい。