5月14日、本学青山キャンパスガウチャー記念礼拝堂にて2025年度体育会入会式が開催された。今年度新たに体育会に入会した1年生を前に、稲積宏誠学長や体育会学生本部長の樋口礼恩さんたちが激励の言葉をかけた。また、本式典は5月24、25日を中心に行われた第76回対東北学院大学総合定期戦の結団式も兼ねている。
以下、登壇者のコメント
稲積宏誠学長

~体育会に入会した1年生に向けて~
「子供の頃から好きでやってきたことがどんどん上手になり、ここまで続けてきたと思う。この四年間体育会に入って活動することを考えると、競技に注力することもあれば、その競技に関心がなくなることもあるだろう。また、思うような成績を上げられず、自分が思い描いていたような生活にならなくなることもあるかもしれない。しかし、体育会に入ったからこその経験、出会い、失敗、成功がこの四年間待っているはずだ。その意味では、体育会での活動を通じてどれだけ自分が成長できるかが問われていく。これからの四年間、頑張ってほしい」
~第76回対東北学院大学総合定期戦に向けて~
「去年の体育会入会式では勝敗は関係ないと言ってしまったが、やはり勝つことも重要だ。勝つために何をやるかを考えながら競技に打ち込むことがとても大切なので、参加する部はその点を意識してほしい」
井田尚学生生活センター長

~体育会に入会した1年生に向けて~
「大学生活では、勉強だけでなく自分のやりたいこと、好きなことに打ち込める時間がある。受験勉強などでエネルギーを使い果たし、入学前に目標を失ってしまう学生もいるなかで、体育会に入会したみなさんはスポーツにおける明確な目標を持つことができるので、幸せなことだと思う。そして、この先待ち受ける困難な経験を通じて、何事にもくじけない意志の強さや行動力、そして協調性という素晴らしい能力が身につくだろう。これらの能力は卒業後の長い人生においてとても役に立っていく。新入生のみなさんには、まずは勉強と体育会活動の両立を目指して頑張ってほしい」
~第76回対東北学院大学総合定期戦に向けて~
「今大会は、体育会での活動のスタートを飾る歴史的なイベント。東北学院大学の学生たちと若さやエネルギーをぶつけ合い、フェアプレーの精神で競い合うとともに楽しんでもらいたい」
井上直子体育会会長

~体育会に入会した1年生に向けて~
「まずは、入学おめでとうございます。体育会への入会、心から歓迎します。
大学でスポーツをするやり方が色々とあるなかで、本学体育会への所属を決めてくれたのはとてもうれしい。大学の四年間では、いいことばかりではなく、つらいこともある。しかし、一度自分で決めたことをやりきれば大きな自信になり、その後の人生の糧になると思うので、まずは自分の決断を尊重して体育会での活動に励んでほしい」
~第76回対東北学院大学総合定期戦に向けて~
「対東北学院大学総合定期戦は今年で76回目。この長い年月の間には、東日本大震災やコロナ禍などがあったが、大会に関わる多くの人の思いがありここまで続いてきた。みなさんには、大会を通して東北学院大学の学生との交流をしながら、この大会の意味や価値について考えてもらいたい」
樋口礼恩 体育会学生本部長(総4)

~体育会に入会した1年生に向けて~
「まずは、新入生のみなさん、体育会入会おめでとうございます。
大学スポーツは、高校までのものと比べ競技レベルの規模が大きくなるので、今まで経験したことのない楽しさを感じることができる。これまでに培ってきたことを大切にしながら活躍してほしい。また、慣れない大学生活と部活動の両立は、想像以上に大変だと思う。中学・高校で先生などから学生の本分は勉強だという言葉を受けたことがあると思うが、それは大学でも同じ。自分たちがスチューデントアスリートであることを忘れずに、文武両道の実現に向け頑張ってほしい」
~第76回対東北学院大学総合定期戦に向けて~
「この大会は、長い歴史を持ち、両校体育会にとってとても意義深い交流戦であるとともに、選手一人一人が日頃の鍛錬の成果を発揮する舞台でもある。前回大会は惜しくも勝利を逃す結果となったが、今回はその悔しさを胸に全力で挑んでほしい」
早川太晴 応援団幹部代行(ヒ3)

「新入生の皆さん、体育会への入会おめでとうございます。応援団一同、心から歓迎します。
新入生の皆さんは、これから送る大学生活に対し期待とともに不安な気持ちがあると思う。分からないことがあったら遠慮せずに先輩や大人に聞いてみてほしい。よく失敗から学ぶこともあるというが、何も対策をせずに失敗するのではなく、様々な人のアドバイスを受けながらより良いやり方を考えていくことが大切だと思う。自分は応援団に入ってからこのことに気がついた。応援席や試合会場全体をリードしていく応援団は、多くの人や団体の協力で成り立っている。だからこそ、1人で思い悩むことで周りに迷惑をかけてしまったり、失敗を引きずり完全なパフォーマンスができなかったりすることは応援団としてあってはならない。そして、これは他の部にも言えると思う。新入生の皆さんがのびのびとプレーしていくためにも、1人で抱え込まないようにしてほしい。今年度の応援団は、目標や夢の実現に向けて全力でプレーする体育会の皆さんを応援していく。応援団と体育会、お互い大学の名を背負う存在として、本学のさらなる発展に寄与できるような活動をともに目指していこう」
5月24、25日には、第76回対東北学院大学総合定期戦が開催され、選手だけでなく本学応援団と吹奏楽バトントワリング部が開催地である仙台でパレードを行うなどして大会を盛り上げた。中心となるのはこの二日間だが、その後も数カ月にわたり多くの本学体育会の部活が予定だ。両大学の選手が躍動し、盛んな交流が行われることに期待したい。