新チームの雰囲気について、狩野は「強かった4年生が抜け、最初は不安そうな選手が多かったように思う。しかし、練習を重ねるうちにシーズンに向けて自信がついてきた」と語る。また、水口は顧問たちの激励もあり、チームの団結力が増したと話した。
次に2月19~26日に行われた鹿児島合宿、3月8~14日に行われた宮崎合宿について聞いた。狩野は合宿の目的を2つ挙げた。1つ目は暖かい地域におけるシーズンに向けての動き作りで、2つ目は来年度入部する新入生との交流だという。また、今回の合宿では種目ごとで話し合いの場を設け、メンバーそれぞれの目標を共有する取り組みを行ったそうだ。「新入生もチームに馴染み、最後の方はチームとして良いまとまりができた」と話す。水口は、宮崎合宿での出来事を話した。「宮崎合宿では一分間、部員それぞれが夢を語り合った。部員たちの夢を初めて聞き、刺激をもらったことに加えて、自分の夢に対しても責任感を持つことができた」と振り返った。
合宿での思い出についても聞いた。狩野は、オフの日に男子で海鮮丼を食べに行ったり、森の中にある温泉に入ったりしたことを教えてくれた。水口は、宮崎合宿中、午後オフの日は温泉に行ってゆっくりしたという。普段とは違う場所での合宿の楽しい思い出を両主将は笑顔で語った。
短距離ブロックの今年のスローガン「戮力協心」について、水口は「引っ張ってくれた先輩方が抜けて、全員の力を合わせて頑張っていかなくてはならないという思いからこのスローガンにした」と話す。主に3年生で話し合い、出たキーワードに近い意味の言葉を選んだそうだ。
個人の目標として、狩野は関東インカレでの大会記録更新と全日本インカレの決勝に出場することを挙げた。また、既に青学記録を保持している400mHに加え、1973年以来破られていない400mの青学記録更新も目指しているという。水口は自己ベストの更新とともに、関東インカレや全日本インカレの決勝に出場することを目標にしているそうだ。
最後に、部員に向けての一言をもらった。狩野は「男子に関しては自分についてきてほしい。自分が結果を残して、後輩たちがその姿見て学んでくれたらいいのかなと思う」と語る。水口は「競技力の高い選手が女子にも多くいる。その中で、チームの一体感を作れるような女子主将になりたい」と目標を掲げた。
選手に限らずマネージャーも募集している、と両主将は話していた。新入生は相模原キャンパスへ行き、本学短距離ブロックの練習の様子を見てはいかがだろうか。