2月10日、青山学院大学ボランティアセンター主催「渋谷区版こども食堂 こどもテーブルを知ろう!オンラインイベント」が実施された。イベントに参加し、ボランティア体験を発表した本学生三人に話を聞いた。

オンラインイベント最中の様子

本イベントは、渋谷区こどもテーブル事業について、また実際に参加している地域の方々の取り組みを学ぶこと、そして本学学生ボランティア団体『しぶっこ』メンバーのボランティア体験談から、学生にできることを学ぶものだった。

「こどもテーブル」は渋谷区で行われている取り組み。子どもたちの第三の居場所になることを目指し、料理やゲームなど様々な活動を通して地域との交流を行う。しぶっこも、この取り組みに参加している。

山田華子さん(国政1)は「コロナ禍で生活困窮者の話題を目にするようになり、ボランティアをしたいと考え始めた」とこどもテーブルを知るきっかけについて述べる。「そんななか、自分の住む渋谷区でこどもテーブルという取り組みがあることを知り、住んでいる地域の人々に貢献したいと考えた」という。

「自分の体験を話す、良い機会だと思いイベントに参加した。自分が参加することで、ボランティアに興味を持つ学生の背中を押せたらと思う」としぶっこメンバーの宇井愛梨沙さん(英2)はイベントをふりかえる。伊牟田千穂さん(教2)も、「参加者の数や質問で、こどもテーブルに興味を持っている人が目に見えて嬉しかった。今回のイベントがボランティアに参加するきっかけになれば嬉しい」と続けた。

最後に、宇井さんは「しぶっこに入って初めてボランティアに参加し、大学とは違う地域のコミュニティも大切と知った。大学生活の中で大きなものが得られると思うので、興味があったら参加してほしい」また、山田さんは「子どもたちや地域の人からパワーをもらっている。青学生ということを生かし、ボランティアに参加してみてほしい」伊牟田さんは「子どもとの関わり方にこどもテーブルのような方法もあると知った。色々な経験を得て視野を広げることができた」とボランティアへの思いを教えてくれた。

ハードルが高いと感じるボランティア。しかし実際の声を聞くと、自分ができることもあると学ぶことができるだろう。