「つくる、つながる、とどける。」を支える note株式会社

ブログやSNSの普及により、自分の書いた文章を簡単に公表できるようになった。なかでも、創作のためのメディアプラットフォームとして注目されているのが「note」だ。小説やエッセイ、個人的な話から、企業の裏話まで、利用者の知名度やジャンルを問わず、テキストや音源、画像などを掲載することができる。そんな気軽に創作ができる仕組みを作り上げたnote株式会社の金子智美さんに話を聞いた。

note本社での取材の様子

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」noteにはそんなミッションがある。noteが目指す道しるべとして大切にし続けており、noteの会員数はこの4月に500万人に達している。

運営をしていてうれしかったことについて金子さんは「多くの人が心の奥底にある本心を書いてくれたこと」と話す。noteには、その人ならではで、本人しか書けない文章が生み出されている。時には、喜怒哀楽が明らかになる分、話題が賛否両論を呼ぶこともある。しかし他のSNSでは書きにくいような、内に秘めた思いをnoteでは書いてもらいやすい。

なぜ、noteではクリエイターが創作しやすい環境が備わっているのだろうか。それは、note運営の「創作を続けること」への想いがあるからだ。純粋に創作に力を入れてもらえるように広告は入れず、覧数のランキングも設置していない。余分な機能は削ぎ落とし創作することに専念できるような環境を整えてきた。また、クリエーターが収益を得られる仕組みを作るなど、創作を続けやすい体制を整えている。その上で、定期的に創作活動に関連したイベントを開催するなど、クリエイター目線で取り組んできた。その結果、現在、約2千400万件の作品が誕生している。

では、どのようなnoteであれば多くの人々の心をつかむことができるのだろうか。金子さんは「明確な答えはないものの、例えばその人にしか書けない思いや好きなものが表現されているといいのでは」と話す。

noteでは、年齢や性別、ジャンルによるターゲット層も固めていない。そのため、どのような人でも創作し続けられる。「その人の人生に寄りそっていけるのもnoteのいいところ」と金子さんはほほえんだ。実際に、noteを書いているうちにインターンとして声がかかったり書籍化につながったりした事例もある。また、個人のnoteに留まらず、企業が利用するnoteproや、地域や学校と連携するなど新たな取り組みも進んでいる。

創作を始めるハードルを簡単に超えて、続けることができる。そして、読者とつながる機会となる。そんな多様な使い方ができるnoteを利用してみてはどうだろうか。

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