サンロッカーズ渋谷 22-23 シーズンを駆け抜けたベンドラメ礼生選手に取材

 サンロッカーズ渋谷、キャプテン。2022-23シーズン個人Bリーグ通算記録として、300試合連続出場、4000得点、1500アシスト、500スティールを記録している。

 サンロッカーズ渋谷のチームとしての強みとはなんでしょうか?

選手が入れ替わってもチームとして戦える点ですね。選手一人ひとりが与えられた時間に対して100%を出し切る気持ちで試合に臨んでいるからこそ、誰が出ても大きく崩れることがなく戦えるんだと思います。サンロッカーズは、ディフェンスのチームです。試合の中で積極的にボールを取りに行く姿勢であったり、ディフェンスからのオフェンスの切り替えは、武器だなと思います。

お力はどのような点でしょうか?

(試合面でいえば、)サンロッカーズはディフェンスが激しい分、攻守の入れ替わりが目まぐるしいです。流れが行ったり来たりするので、休む暇のないバスケットが観られると思います。

Bリーグ選手の思う、バスケットという競技の魅力とはなんでしょうか?

野球やサッカーには一点が入ったときの爆発ってあるじゃないですか。バスケットはその爆発が、4Qになって、接戦になればなるほど何度も起きます。サッカーや野球の感動を何度も感じられる。そこはスポーツとしての魅力だと思います。

そういった点がバスケットをする楽しさにもつながるのでしょうか?

そうですね。僕たちはやはりバスケットが好きなので。選手である前に、一人のバスケファンとしてバスケットの盛り上がりを肌で感じることができる。プレーすれば、それを作ることができる。それはバスケット選手として魅力的な部分ではあるし、バスケットが楽しいなって思える瞬間じゃないかと思います。

Bリーグの魅力はどのような点にありますか?

僕は、Bリーグ1年目からプロ選手としてのキャリアをスタートさせましたが、年々盛り上がっているなかで、バスケット以外のエンターテイメントでも楽しめる環境が揃ってきていると思っています。バスケットを観るための一万人規模のアリーナが沖縄にできたり、いろんなチームが新しいアリーナを作って、かつ演出のところをすごく力を入れてやっている。地元に一つの、家族が、子供たちが楽しめるテーマパークが増えていっているような気がします。

サンロッカーズ渋谷のハーフタイムショーの魅力とはどのような点でしょうか?

マスコットとチアの演出ですね。

サンディーは僕はBリーグのなかで一番だと思ってます。どこにいても、本当に止まってる時間がない。そういう細かいところまで気配りができる。サンロッカーガールズも、他のチームのチアを見たときに色が違うというか、かっこよさがずば抜けてるなという印象があって。

サンディーやサンロッカーガールズに、歌手やダンサーみたいなゲストがきて「より渋谷らしい演出」「渋谷に行ったらこんな演出が、こんな距離で見られるんだ」そういう感動体験があるんじゃないかなと。

HCの退団などタフなシーズンだったと思いますが、キャプテンとして振り返ったときに、どのようなシーズンでしたか?

難しいシーズンだったなと思います。退団したヘッドコーチが4年間チームを率いている中で、シーズン途中での退団というのは選手たちにも大きく混乱があったし、ファンの人にも動揺があったシーズンでした。

それでも、うちのチームにはすごくいい人間が揃っていて。一人ひとりがちゃんとチームのために自己犠牲を払える。そういう人たちの集まりだったので。ヘッドコーチが変わるってなったときも、切り替えて、ちゃんと一歩前に踏み出せた。そこはうちのチームの良さであり強さなのかなと。

ただ、結果が出てないので。そういった面ではトータルしてすごく悔しい、もったいないシーズンだったんじゃないかなと思います。優勝を狙えるだけの人は揃ってたと思うし、上位チームにもしっかり勝てていたからこそ、振り返ってみると難しく、苦しいシーズンでした。

今シーズンうまく行った点はどのような点でしょうか?

小島と津屋が入ってきたことによって、オフェンスの部分で、攻撃のパターンだったり、オフェンス力が増したなというのは感じていました。なので、点数を取ることに関してはよかったんじゃないかなと思います。もちろん点数を取れないときもあったけど、オフェンスが停滞することは多くなかったなという印象があります。

(小島元基選手 ポイントガード)

(津屋一球選手 シューティングガード)

逆に今シーズン難しかった点はありますか?

接戦を勝ちきれなかった部分はやっぱり悔しいですね。そこを取れていれば、チームが勢いに乗るきっかけにもなっただろうし。もったいない取りこぼし。下位チームに負ける試合や、連敗もあったし。気が緩んでたってわけではないと思うけれど、振り返ると油断してしまったのかと。そういうもったいない試合も多かったですね。

シーズン途中で声出しの応援が解禁されましたが、久しぶりの声援をどう感じられましたか?

「声を出していいですよ」ってなって、ファンの人たちが合わせて声を出す。その破壊力や力強さみたいなものは感じましたね。鳥肌も立ちますし、試合が面白くなればなるほど、一つひとつのプレーで湧き上がる歓声の大きさっていうのも桁違いだし。やっとバスケの熱が戻ってきたなと。Bリーグ、またここからかなというのは感じました。

試合に声援が加わると、アウェイ戦の際は圧力や緊張を感じるものなのでしょうか?

アウェイは、アウェイ側の応援があるので、フリースロー打つときなんかは感じます。すごい声出てんなーって。でも今シーズン、アウェイのなかでもサンロッカーズの応援の声っていうのは、聞こえてきてて。サンロッカーズのファンも盛り上がってきてるなというか、変わってきてるなというのは、7年目なので、すごく感じています。

今シーズン様々な個人記録を達成なさったベンドラメ選手ですが、達成のときの気持ちはいかがでしたか?

うれしかったですよ、やっぱり。7年間、記録全てがサンロッカーズに貢献してきた結果なので。一つひとつ達成するたびに「サンロッカーズの30000点のうち、4000点決めたんだ」っていう考え方になるし。記録一つひとつが感慨深い。ただ一人の達成じゃない気がします。

今シーズン、どの記録を達成したときが一番うれしかったでしょうか?

300試合連続出場ですかね。やっぱり、チームの中心として試合に出ていく中で、300試合連続で出られたっていうのはすごくありがたいし、丈夫な身体に産んでくれた両親には感謝したいなと思います。

次の個人目標はございますか?

通算500試合連続出場ですね。桜井さんがキャリア通算500試合連続出場を何年か前に記録していて。あと200試合連続かと思うとあと、4シーズンくらい。なかなか長いけど、そこをいけたらBリーグ通算でなら唯一になれるから。唯一の選手になれたらいいなと思います。

(桜井良太選手 スモールフォワード

プロ13シーズン目にて、500試合連続出場を達成した。)

青学記念館とのファーストコンタクトはいかがでしたか?

大学の体育館がどれだけBリーグのプロのホームコートとしてできるのかなっていうのは不安なところはありました。ただ最初のホーム戦で黄色い体育館を観たとき、全く別の雰囲気の会場になっていて。「これがプロの会場なのか」というのは感じました。僕のプロのキャリアを始めた場所でもあるので。しかも、他のアリーナと比べて席がコートに近い。ファンの人が熱を一番感じやすい体育館なんじゃないかなと思います。

青学生のブースターに期待したいことを教えていただけますか?

やっぱり学生のエナジーっていうのはバスケットの早い展開と合うと思うんですよ。盛り上がりが学生の飲み会とテンションが似てると思うんです。学生のその盛り上げる力をアリーナに試合に持ってきて欲しいなって思います。もちろん、みんな声を出して応援してるけど、飛び抜けてエネルギッシュな人がいてもいいと思ってて。それを体現できるのは、青学生かなと思います。声を出すのはストレス発散にもなりますしね。

青学生にメッセージをお願いします。

バスケットを一度観に来てほしいです。一回見た人は必ずハマると思うので、とりあえず見に行きてもらいたい。休日の集まる口実、選択肢になってほしいです。新歓で飲み会の代わりにバスケを観に行くとか、交流を深めるためのツールになってくれたらうれしいですね。

ベンドラメ礼生

183cm/83kg

東海大学出身

PG(ポイントガード)

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