相模原祭で学生時代の思い出をコントにした三人組ユニット『アクタッチ』。今回の取材ではより詳しい話を聞くことができた。
相模原祭のグランプリに出場するために、ナショグルお笑い愛好会では一カ月前から投票が始まっていた。サークル内でも多くのライバルがいる中、寝言でコントを再現できるほどまでにネタを覚えこんだこともあって、選考を突破できた。
もともと、お笑いが好きで集まった三人。ときには衝突することがありながらも、自分らのネタの改良を重ね、今回のグランプリでは成長を確認することができたと語る。
好きなお笑い芸人について聞くと『バイク川崎バイク(BKB)』が好きだという。お笑いを心から愛し、好きだったからこそつかみ取った優勝だと言えよう。
 今後について「お笑いに限らず、ラーメン、音楽、ファッションなど様々なことをしてみたい」と語った三人。型にはまらない三人の活躍から目が離せない。

お笑いグランプリ直後の『アクタッチ』。

また、相模原祭で進路相談をコントにした『過疎』。今回の取材では自身がお笑いに興味を持ったきっかけや、今後の展望について詳しく聞くことができた。
もともと漫談をメインにしていた『過疎』。相模原祭ではコントを披露することになり、一年ぶりに練習することになったという。漫談は演者がマイクを前にトークを繰り広げるものである。時事を取り入れた切れ味のあるものから、ばかばかしい話に終始することもあるなど、その演者のトーク能力が問われる。ただコントは、笑いを目的にした寸劇、つまり具体的なシチュエーションが必要とされる。こうした違いから苦労したことも多かったという。今回のネタではすべての将来の夢を文学部と結びつけるネタを披露し、「見る人全員を文学部に入れる気持ちで相模原キャンパスに来た」と当日のステージで語っている。またナショグルに入って三年目の先輩として、後輩のバックアップにも努めたと語る。「後輩が笑いを取れるように平場(フリートーク)をサポートできた」と振り返った。
今後について「プロの芸人になることを考えている」と語った『過疎』。芸能事務所主催のトーナメントにも出場し、決勝に残るといった好成績を収められたという。もしかしたらテレビで彼女の姿を見るときが来るかもしれない。

お笑いグランプリ直後の『過疎』。