第101回東京箱根間大学往復駅伝競走(箱根駅伝)で見事総合優勝を果たした本学陸上競技部長距離ブロック。その優勝の裏には、多くの人たちの支えがあった。今回は、長距離ブロックを最も身近なところで支えたマネージャー・コーチの皆様のインタビューを掲載する。(取材日:2025年1月3日、総合優勝後)

―岩澤凜(コ3)―
Q女子マネージャーとしての役割
A現地での計測や速報を流すこと。男子マネージャーや走らない選手とは違った支え方をしている。
Qこれまでのサポートにおいてこだわったこと
Aできることが限られるなか、どう選手をサポートできるか考え、できる精一杯をやること。
Q優勝できた今の気持ち
A支える立場はあまり目立たないが、自分たちが支えたことで優勝できたと思えたのですごくうれしい。

―伊藤雅一コーチ―
Q4年生に向けてのメッセージ
Aチームを作ってくれたので本当に感謝の気持ち。最後にしっかりとやりきってくれ、かっこいい走りを見られて本当に最高だった。

―原美穂町田寮寮母―
Q今大会を終えて
A戦国の箱根駅伝のなか、皆自分の出せる力を出しており、ワンチームで戦っていた。誰かの穴を誰かが埋めていた。優勝する執念を感じ、感極まった。

―徳丸涼大(教4)―
Qマネージャーとして監督車から顔を出して復路の戦況を見守っていたが
Aせっかく選手が箱根路を走っているので、その姿を自分の目で何も通さずに見たかった。
Q監督車からの選手への声掛けは
A特に4年生に「集大成を出し切ってこい」ということを言葉にのせた。9区の田中悠登(営4)には「絶対にゴールに間に合えよ」と大声で伝えた。
Q最後の箱根駅伝を終えて
A青学で箱根駅伝を走るという夢は叶えられなかった。それでも、監督車から先頭の景色を見ることができた。このチームに入り、箱根駅伝を体感できてよかった。

―片山宗哉(社4)―
Q9区での給水の際に田中と乾杯していた
A田中から笑かしてほしいと頼まれていた。当日の朝に電話にて自分が飲んでもいいか聞いたところ「一緒に爪痕残そうや」と田中の了承を得た。乾杯した時は「今輝いているぞ」と声掛けをした。
Q給水担当として箱根駅伝を終えて
A今までは本音を言えばうらやましいと、心の底から喜べない部分があった。同期が6人走っているところを見ると、この学年で、青学でよかったと、初めて心から喜べた箱根駅伝だったと感じている。