第102回関東学生陸上競技対校選手権大会が5月11日~14日、相模原ギオンスタジアムで開催された。大会2日目には男子2部1500m決勝が行われた。本学からは山内健登(史4)、片山宗哉(社3)、宇田川瞬矢(総2)の3名が前日に行われた予選を突破し、決勝進出となった。前回王者の山内と、前回準優勝そして青学記録を持つ宇田川のトップ争いが予想された。

レースは、2周目の400mのラップタイムがおよそ67秒と一時スローペースな展開になったが、800m付近から山内が仕掛け、それに続いて青学勢が先頭を走る瞬間があった。残り1周になると宇田川が先頭に上がり、3周目の400mラップタイムがおよそ58秒とハイペースとなった。最後の直線で山内が宇田川を追いかける展開になったが、そのまま宇田川が逃げ切って初優勝を飾り、前回大会のワンツーフィニッシュが入れ替わるかたちとなった。

先頭を引っ張る青学勢

優勝をした宇田川は「自分は1500mで優勝することができ、とてもうれしい気持ちでいる。昨年は、山内さんに負けて2位という結果に終わってしまって、今年は絶対に勝つという気持ちがあった。山内さんに勝てば優勝できると思って山内さんだけを目標にしてずっと走ってきた。昨年に引き続いて山内さんと共にワンツーでゴールできたので、今後にも生かせるレースだったのかなと思う」と語った。

逃げる宇田川、追う山内

 新たなワンツーフィニッシュが誕生し、熱いレースとなった今大会。9月には全日本インカレ、そして10月には距離が短い出雲駅伝などで力を発揮できるに違いない。青学のスピードスター達の活躍をこれからも期待したい。

 1500m決勝:結果

宇田川瞬矢(総2)3:49.24. 1位

山内 健登 (史4)3:49.20. 2位

片山 宗哉 (社3)3:59.50 11位